姉妹での暮らし
今日から家を出て妹のイモントと2人暮らし…
あの子と2人暮らしなんてうまくやっていけるかしら
今から不安でいっぱい…
でもきっと2人ならやっていけるわよね!!
まずは、内定先の会社から出てる課題の報告書まとめておかなくちゃ…!
「お姉ちゃん、おなかすいた~。なんか作って~~」
さっそくきたわ…
「…はいはい、簡単なものしか作れないからグリルドチーズね」
「やった~~!」
なんだかんだこうやってイモントを甘やかしちゃうのよね…
明日から私も仕事だし、2人で頑張っていかなくちゃ!
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今日から仕事…
まずはイモントの分も併せて朝ごはん作らなくちゃ
実家でもお母さんと作ってたからこれくらいなら簡単…
…!!!??!
まぁまぁまぁこれくらいなら平気よ
「おはよ~~おねえちゃん早いね~」
「おはよう、朝ごはん出来てるから顔洗ってきなさい」
「は~い」
「お姉ちゃん、これちょっとしょっぱいね~?」
「…そうかしら?それより9時に家でるからお皿の片付けよろしくね」
「分かった~どこか行くの~?」
「昨日も言ったじゃない!今日から仕事に行くのよ」
「そうなんだ~わかったよ~」
「全く…イモントは何するか決まったの?」
「う~ん、まだ決まってないの」
「そうね、イモントは絵を描くのが上手だから画家なんて
向いてるんじゃないかしら?」
「う~~ん???」
「あ、もうこんな時間!行かなくちゃ!!」
「じゃあ姉さん行ってくるわね」
「はーい、行ってらっしゃあい」
「う~ん、画家かぁ~~、確かに絵を描くのは好きだからあたしには向いてるのかな~
まずは描いてみようかな~。あ、その前に着替えなきゃ」
「これでよしっと!」
「なに描こうかな~、景色っていってもただの住宅街だしな~がっかり~」
「…ひらめいた!!」
カキカキカキ…シュッシュッペタペタ…
「でーきた!あとでお姉ちゃんに見てもらおう~っと」
「描き終わったら暇になっちゃった。下の広場にいってみようかな~」
「わ~~!!素敵~~~!!あたしもかきた~~い!!
あたしイモントっていうの!」
「あたしはモーガンよ、ここのアートなら誰でも描いていいから描いてみたら?」
「よろしくね!モーガン!!うん、こんど描いてみるね!
モーガンは今何描いてたの?」
「社会への不満をアートにしてたの、高校生なのにバイトさせてもらえないなんて
過保護すぎると思わない?」
「そうなんだ~!!!あたしは極力働きたくないからモーガンは偉いねぇ!!」
「…ふふっ変な人。そうだ、あたしはもう行くからここ消して
新しいの描いてもいいわよ」
「え!!!いいの~~~?」
「いいわよ、じゃあねイモント」
「うん!!バイバーイ」
「なに描こうかな~~~!!」
…つづくかも